民工芸館

民工芸館では、人吉・球磨地方の郷土玩具であるきじ馬や花手箱の絵付けの実演・体験指導を致します。

きじ馬、花手箱、羽子板の由来

壇ノ浦の戦いに敗れた平家一族の一部が球磨の領主、矢瀬氏を頼って人吉に来ましたが、平家に縁のある矢瀬氏は滅ぼされ源氏の地頭相良氏の世となりました。頼りを失った落人たちが、心にする都の繁栄の夢、その寂しさを慰める為に作り始めたのが「きじ馬」「花手箱」「羽子板」などです。粗削りの桐木には模様を入れ松の木を輪切り車にした素朴なもので、その塗料も天然の草花の色を使い、それでいて鮮烈な色彩の玩具は貴族の高貴な香りと、芳醇な南国の土の匂いを漂わせる芸術品に育っていきました。

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